乳酸菌発酵茶「阿波晩茶」、上勝町産の上勝阿波晩茶で味わってみた

「阿波晩茶」というちょっと変わったお茶を知っていますか?
何が変わっているのかというと、その作り方。
「乳酸菌発酵」させて作っているお茶なんです。
ハナ乳酸菌って言われると、真っ先に頭に浮かぶのがヨーグルト!
お茶と乳酸菌の組み合わせ、全然味のイメージがわかないよね。



なんとなく「あまり美味しくなさそう?」っていうイメージを持っちゃう人もいると思うんちゃね。
たしかに個性があるお茶だけど、好きな人にはハマるお茶。この記事を読んで興味をもったら、ぜひ試してほしいお茶なんちゃ!
今回はそんな珍しい阿波晩茶を、徳島県上勝町でつくられた「上勝阿波晩茶」で味わってみました。
昔ながらの伝統的な製法で作られているため、希少なお茶でもあるんですよ。
このお茶がおすすめなのはこんな人!
- ボタニカルでフレッシュな味わいのお茶が好みの方
- 変わったお茶や新しい出会いが好きな方
- 苦みや渋みの控えめなお茶が好みの方
- 果実の酸味のような風味のお茶に興味がある方
- 徳島県でめずらしいお土産を買いたい方
そんな方にピッタリのお茶です。
『お茶の味わい』と一緒に、『淹れ方』や『特徴』についてもまとめています。
気になる方はのぞいてみてくださいね。
「上勝阿波晩茶」はどんなお茶?/価格や購入先は?
「上勝阿波晩茶」製品情報


- 商品名:上勝阿波晩茶
- 原産地:徳島県上勝町
- 内容量:20g(4g×5パック)
- 販売者:株式会社高鉾建設
- 価格:約500円でした。
阿波晩茶は、徳島県を中心に昔から作られてきた、独特な製法のお茶です。
茶葉を摘んだあとに乳酸菌による発酵を行うのが大きな特徴。
茶葉を発酵させることで、独特の香りや、ほんのりとした酸味のある味わいになります。
今回飲んでみたのは、徳島県上勝町で作られている「上勝阿波晩茶」です。
上勝町では、昔から阿波晩茶づくりが受け継がれてきました。
茶摘みから袋詰めまで、そのほとんどが手作業で行われるため、生産量も限られています。昔ながらの製法を守りながら作られていることもあり、現在では希少なお茶となっています。



同じ「阿波晩茶」という名前でも、それぞれの農家が代々受け継いできた作り方には違いがあるの。
だから、作り手によって香りや味わいにも違いが生まれるんだって!



ちなみに、阿波晩茶で行われる発酵は「後発酵」と呼ばれるもの。
烏龍茶や紅茶を作るときに使われる「発酵」とは、ちょっと違うんちゃ。
ここで詳しく説明するとややこしくなるから、気になったら後半のプチコラムをチェックしてみてちゃ!
「上勝阿波晩茶」どんな味や香りのお茶だった?


このお茶の印象は…
『ツンと鼻を抜ける独特な植物っぽい香り』
『キュッと感じるやさしい酸味』
『スッと味が引いていく軽やかさ』
独特な香りに少し身構えたものの、飲んでみるととてもまろやか。
クセを残さずスッキリと飲める、軽やかな味わいのお茶でした。



とてもクセが強くて濃厚なお茶を想像していたから、思っていたのと全然違っていたっていうのが一番の衝撃!



最初に感じる独特な植物っぽい香りが好みが分かれるポイントだと思うんちゃ!
実飲ログ|私と家族、4人それぞれの感想から見えてくる上勝阿波晩茶


「阿波晩茶」どんな味だった?
1分抽出して、茶葉を取り出すためにフタを開けたとき、最初に感じた香りの正直な私の感想は……
「なんか、ほうれん草とか青菜系をゆでたときの香りがする!」でした。
私が身近に嗅いだことのある香りで表現するなら、頭に浮かんだのがまさにその香り。
乾燥した茶葉からは、少しツンとした生花のような香りを感じたので、もっともっと薬草のような独特な香りがするのかと思って、ドキドキ構えていたんです。
それだけに、身近な香りだったことに、なんだかホッと一安心。
お湯を注ぐと青々しい植物を思わせる香りがふわっと立ち上がってきました。
第一印象は好印象!
口に含むと、ツンとした独特な植物っぽい香りが鼻に抜けます。
とはいえ、不快な感じではなく、まろやかな味わいの中でいいアクセントになっていました。
そんな独特な香りとは裏腹に、味わいはとてもまろやか。
苦みや渋みはほとんどなく、後に残るクセもありません。
スッキリと味が引いていくので、とても飲みやすいお茶だと感じました。
「酸味」ってどんな感じ?
「甘酸っぱい」や「酸味」という言葉で表現されていることが多い阿波晩茶。
なので、「なんだそりゃ」と思われるかもしれませんが、私は飲む前、
「お茶にお酢を入れたような味なのかな?」
「お茶にヨーグルトを混ぜたような味なのかな?」
……なんて、ちょっと怪しげな想像をしてしまっていたんですよね。笑
でも、実際に飲んでみるとまったく違いました。
私が感じたのは、果実感のような風味の中に、キュッとほんの少し感じられるような「優しい酸味」。
想像でどんどん膨らんでしまっていた味わいとは、まったく違うものでした。
自分がこれまでに飲んだことのあるお茶で例えるなら、台湾の「文山包種茶」のような若々しい葉っぱっぽさや、白茶のようなボタニカルっぽさがあるお茶に近いと感じました。
後発酵茶だけど、プーアル茶とは全然違う
阿波晩茶は「後発酵茶」
「後発酵」と聞くと、私はプーアル茶を思い浮かべます。
プーアル茶があまり得意ではない私は、実はかなり構えて阿波晩茶にトライしたんです。
でも、飲んでみると……まったく違う。
どちらかというと、味わいの印象は軽発酵系のお茶に近いと感じました。
「癖の強い濃厚なお茶なのかな?」と思われてしまいがちかもしれませんが、実際はむしろ真逆。
たしかに、最初に感じる「ツンとした感じ」は独特です。
でも、しばらく飲んでいると、もはやそのツンとした感じも気にならなくなって、ごくごく飲めてしまうくらい軽いお茶でした。



しばらく時間を置いてもう一度飲むと、「ツンってくる!」って再確認する感じ。笑
家族の反応は?
私は香りや風味が変わったお茶を味わうのが好きなので、「飲み始めだけ独特な香りがするけど、飲みやすいお茶だな」という印象を持ちました。
とはいえ、やはり個性的なお茶ではあると思うので、家族にもそれぞれ飲んでもらってみました。
先入観なしに飲んでほしかったので、息子たちには何も伝えずに飲ませてみたところ…
小5の長男は「美味しい~!」と普通に飲んでいました。
長男は普段から、爽やかなお茶から苦みや渋み、焙煎の強いお茶まで、あらゆる風味のお茶を「美味しい」と言って飲む子です。
一方、小1の次男は、好き嫌いがあり、普段から緑茶や烏龍茶、紅茶も飲めません。
そんな次男は、一口飲むと、ツンとくる香りが気になったのか、
「うーん、何だろう……」
と言って、そのまま飲むのをやめていました。
緑茶やほうじ茶、凍頂烏龍茶のような、クセの少ないハッキリとした味のお茶を好む夫も、
「ちょっと葉っぱっぽいな」
と、あまり好みではなさそうでした。
私は個性的ではあるけれど、「クセが強すぎるお茶」という印象は持ちませんでした。
一方で、家族の反応はそれぞれだったので、人によって好みが分かれるお茶なのかもしれないなと思いました。
飲んでわかった阿波晩茶の魅力
阿波晩茶の魅力はこれ!と一言でいうのは、とても難しい……。
なぜなら、我が家の家族4人だけでも、飲む人によって感想がそれぞれだったからです。
私や長男は「飲み始めだけ独特な香りがするけど、飲みやすいお茶」と感じた一方で、次男や夫にとっては「葉っぱっぽくて、独特なクセがあるお茶」と感じたようです。
なので、「阿波晩茶の魅力ってなんだろう?」と考えると、なんといえばいいのかな……と迷ってしまいます。
でも、家族それぞれの感想を聞いていると、「こんな好みの方なら、気に入るかも?」という傾向は少し見えてきました。
特に最初に感じる「ツンとくる香り」は独特ですが、烏龍茶など、香りや風味を楽しむタイプのお茶を飲み慣れている方なら、「どこかで感じたことがあるような……?」と思うかもしれません。
私自身は、「文山包種茶」や「白茶」のような、香りや風味を味わうお茶が好きなので、阿波晩茶も楽しめました。
家族の反応を見ても、こうした香りや植物っぽい風味を楽しめる方には、好みに合いやすいお茶なのではないかなと思います。



このお茶の感想を、みんなに伝わるようにどう表現しようかな……?と悩みながら飲んでいたら、あっという間に500ml作ったはずのお茶が空っぽになってたの。
だから、合う人には、それくらいぐいぐい飲めちゃう、まろやかで軽いお茶なんだよ!
淹れ方ガイド
阿波晩茶、どうやって淹れる?
今回購入した「上勝阿波晩茶」の袋の中には、上勝阿波晩茶の特徴と淹れ方が書かれた紙が入っていました。
紙に記載されていた淹れ方は次の通りです。
- やかんに火をかけ、沸騰したら火を止めます。
- 茶葉を適量入れて1分待ちます。(濃い目が好きな方は待ち時間を長めにしてください)
- 美味しい晩茶の出来上がり!
水出し晩茶の場合は、一度沸騰させたお湯を冷ましてから使用することをおすすめします、とのことでした。
ということで、袋に書かれている説明では、お湯を沸騰させてから1分抽出するということは分かりますが、茶葉の量や湯量について細かな指定はありませんでした。



渋みや苦みが出にくいタイプのお茶は、比較的失敗しにくいからなのか、「お好みの淹れ方や濃さでどうぞ!」という感じで、細かな条件が書かれていないこともあるんちゃ🤔
今回は1つのティーバッグに4gの茶葉が入っていたので、まずは4gを基準に考えてみることにしました。



では、湯量はどのくらい?
そこで、オンラインで販売されている阿波晩茶の商品情報をいくつか見てみると、茶葉2~3gに対して500ml程度を目安としているものが多く見られました。
なので今回は、それをひとつの参考にして、4gの茶葉なら約1Lを作れるくらいの量なのかなと考えました。



うう~ん……1L分を一気に作るのは、ちょっと多いかもしれない。
ということで、今回はティーバッグを開封して茶葉を2gに分け、500mlで淹れてみることにしました。
- 茶葉:2g(ティーパックを開封して半分使用)
- 湯の温度:沸騰したお湯(100度)
- 湯量:500ml
- 抽出時間:1分(濃い目が好みの方は長めに)



この淹れ方できれいな黄金色のお茶が完成したんちゃ😊✨
茶葉を観察



続いて、「上勝阿波晩茶」はどんな茶葉なのか、お茶パックから出して観察してみたよ!


| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 形状 | 茎も混じり、葉っぱの形がしっかりと残っている |
| 色合い | 葉本来の若草色と黒みがかった濃緑色 |
| 香り | 少しツンとした、生花のような香り |
| 発酵 | 後発酵(乳酸発酵) |
| 焙煎 | なし |



緑茶・白茶・烏龍茶・紅茶……どのお茶とも違う、独特な香り!
見た目は、とても葉っぱらしさが残った色と形だよね。



また、公式の説明によると、茶摘みから袋詰めまで、そのほとんどが手作業で行われているって言ってたのちゃ。
こうして実際の茶葉を見てみると、昔ながらの製法で丁寧に作られているお茶なんだなと感じるんちゃね🤔
購入先と価格について
購入先は「徳島駅クレメントプラザ」内の「おみやげ一番館」



今回のお茶は、徳島出張にいった夫からのおみやげ!
JR徳島駅直結の商業施設で購入してきてくれました。
JR徳島駅直結の商業施設「徳島駅クレメントプラザ」の中にある、お土産店「おみやげ一番館」で購入してきてくれました。
今回の「上勝阿波晩茶」が常時販売されている商品なのかはわかりませんが、店舗HPを見てみると、取り扱い商品の中に「阿波晩茶(相生産・上勝産)」と記載されていました。
そのため、時期や在庫状況によって変わる可能性はありますが、阿波晩茶自体は取り扱っているようです。
価格について



実は今回のお茶……正確な購入価格を忘れてしまいました😂
たしか500円くらいだったかな?という記憶です。
そこで、現在オンラインで販売されている「上勝阿波晩茶」の価格も調べてみました。
私が確認した販売サイトでは、4gパック×22個入りで税込2,000円で販売されていました。
ただ、現在は売り切れとなっているようです。
今後再入荷する可能性もあるので、気になる方は販売ページをチェックしてみてくださいね。
22個入りで2,000円なので、1パックあたりにすると約91円。
今回のお茶は4g×5パック入りなので、同じくらいの価格だとすると、5パックで約455円。
私の「たしか500円くらいだった」という記憶とも、だいたい近いですね。
※販売価格は時期や販売店によって変わる可能性があります。
阿波晩茶・プチ・コラム



最後に、上勝阿波晩茶をもっと知るためのプチコラム!
気になったらCheckしてみてね!
阿波晩茶ってどうやって作るの?



作り方がちょっと独特な阿波晩茶。せっかくだから作り方をちょっと覗いてみよう!
※夏頃に、十分に成長した茶葉を摘み取ります。手摘みで行う農家もあります。
摘み取った茶葉を大きな釜で煮ます。
煮て柔らかくなった茶葉を揉み、葉の表面に傷をつけます。
揉んだ茶葉を桶などの容器に詰め、茶葉を煮たときの煮汁を加えて漬け込みます。
空気に触れにくい状態で漬け込むことで、乳酸菌を主体とした発酵が進みます。
漬け込み期間は2週間程度が多いものの、農家によって異なります。
発酵を終えた茶葉を取り出し、夏の太陽の下で広げて乾燥させます。
こうして、独特の香りと酸味を持つ阿波晩茶が完成。
このように、阿波晩茶は昔ながらの製法を基本としながらも、茶葉を煮る時間や揉み方、漬け込む容器や期間、乾燥の仕方など、細かな工程には農家ごとの違いがあります。
その違いが、それぞれの阿波晩茶の味や香りの個性につながっているそうです。



一般的な緑茶は「摘む ➜ 蒸す ➜ 揉む ➜ 乾燥」なのに対して、阿波晩茶は「摘む ➜ 煮る ➜ 揉む ➜ 漬け込んで発酵 ➜ 乾燥」。
「煮る」と「漬け込んで発酵させる」ってところが、阿波晩茶ならではの特徴なんちゃね!
阿波晩茶の「後発酵」と烏龍茶や紅茶の「発酵」のちがい



今回、同じ「発酵」という言葉が出てきているから、ちょっとややこしいよね……!
でも実は、阿波晩茶の「後発酵」と、烏龍茶や紅茶でいう「発酵」は、起こっている現象がまったく違うんだよ。
今回の阿波晩茶は、乳酸菌などの微生物の働きによって茶葉を発酵させています。
これは、ヨーグルトやキムチなど、私たちが普段食べている発酵食品にも見られる、微生物の働きによる変化です。
一方、烏龍茶や紅茶は「半発酵茶」「発酵茶」と呼ばれますが、こちらで起こっているのは、厳密には茶葉に含まれる成分の「酸化」です。
茶葉を揉むことで細胞が壊れ、茶葉に含まれる酸化酵素が働くことで、香りや色、味わいが変化していきます。



つまり……
阿波晩茶 → 微生物の働きによる「発酵」
烏龍茶・紅茶 → 酸化酵素による「酸化」
という違いなんちゃね!
それなのに、なぜ烏龍茶や紅茶も「発酵」と呼ぶのかというと、これは、お茶の製法が確立していった昔からの呼び方が現在まで残っているため。
お茶の世界では今でも「発酵」という言葉が使われていますが、実際に起こっている現象は「酸化」なんです。
ちょっとややこしいけど、「お茶の発酵」と「発酵食品の発酵」は同じとは限らないと覚えておくと、今回の阿波晩茶の特徴もよりわかりやすくなりますよ!
お茶の発酵については、詳しくはこちらの記事を見てくださいね。⇩


まとめ|独特な香りなのに、飲んでみると意外と軽やか


『ツンと鼻を抜ける独特な植物っぽい香り』
『キュッと感じるやさしい酸味』
『スッと味が引いていく軽やかさ』
独特な香りが印象的なのに、飲んでみるとまろやかで、後味はスッキリ。
酸味も強すぎず、ゴクゴク飲める軽やかなお茶でした。
ちょっと変わったお茶を飲んでみたい方や、個性的な香りのお茶が好きな方には、ぜひ一度試してみてほしい一杯です。



最初は「どんな味なんだろう……?」とちょっとドキドキしながら飲んだんだけど、気づいたら500mlのお茶が空っぽに😂
独特な香りはあるけれど、私には「クセが強くて飲みにくい」という感じではなく、むしろ軽やかで飲みやすいお茶でした✨
いつもの緑茶や烏龍茶とはちょっと違うお茶を試してみたい方は、ぜひ一度味わってみてね🍵









