まだまだ続くよ!緑茶のお勉強
Part1・Part2で、
「緑茶って何なのか?」
「よく耳にする緑茶の仲間の名前は、どんなお茶なのか?」
を学んできました。
ここで、ちょっとおさらいすると✨
緑茶とは、
摘み取った茶葉をすぐに高温で熱して、発酵(酸化)を止めた茶葉を使ったお茶。
そして、
煎茶・深蒸し煎茶・玉露・かぶせ茶・番茶・ほうじ茶これらはすべて、緑茶の仲間でしたね😊
ハナでもね、緑茶のお話は、まだもう少し続くんです💡
実は、
・収穫時期のちがいによる呼び方
・茶葉の部位によるちがい
こんな分け方もあるんだよ🌼
ということで、今回の記事では、もう少しだけ緑茶について詳しくなってみましょう✨
⇩Part1・Part2はこちらから⇩




収穫時期のちがい
日本のお茶の収穫は、年に最大で4回あります。
春から秋にかけて行われ、収穫される時期によって、お茶の味わいや特徴が変わってきます。
ここでは、収穫時期による呼び方のちがいについて、いっしょに見ていきましょう🍃
一番茶





一番茶といえば…5月!っていうイメージかな!



そうなんちゃね😊
一番茶は、
冬をこえた植物たちが目を覚ましはじめた、
フレッシュさを感じられるお茶なんちゃ✨
その年に最初に摘まれるお茶を一番茶と呼びます。
よく聞く「新茶」は、一番茶の中でも、その年に出回り始めた時期のお茶を指す言葉です。
言い方が少し違うだけで、基本的には同じ一番茶のお茶を指しています。
「新茶」という言葉を使うことで、より「旬もの」「初物」といったフレッシュなイメージが伝わるため、採れたてのお茶を販売するときによく使われています。
一番茶の収穫時期は、4月下旬から5月中旬ごろがピーク。
地域によっては、6月初旬まで一番茶として摘み取られるところもあるようです。
一番茶の特徴
冬のあいだお休みしていた植物たちが、成長を再開し始めるのが春🌼
そんな春に出てくる茶葉は、生まれたてで、まだ日光を浴びる時間も短く、やわらかいのが特徴です。
この新芽を摘み取って作られるのが、一番茶です。


ポリフェノールの一種であるカテキンは、植物が日光や外からの刺激から身を守るためにつくられる成分。
日光をたくさん浴びるほど、増えやすい性質があり、苦みのもとになります。
一方で、テアニンは甘み・うま味のもとになるアミノ酸成分で、新芽や若い葉に多く含まれています。
春に摘まれる一番茶の新芽は、まだ強い刺激をあまり受けていないため、
テアニンが豊富で、苦みのもとになるカテキンはひかえめになりやすいのです🍃
そのため一番茶は、甘み・うま味が豊かで、やさしい味わいのお茶になりやすい、といわれています🍵
二番茶





二番茶ってあんまり馴染みがない気がする…



ハナさんが見るようなスーパーのお茶コーナーだと、
大きく「新茶」や「一番茶」って書かれていることはあっても、
「二番茶」って大きく書かれているのは、あまり見かけない気がするんちゃね✨
でもね、実は知らないうちに飲んでいることも多いお茶なんちゃ🍵
二番茶は、「新茶」や「一番茶」ほど“旬”や“初物”といったイメージがつきにくいため、
わざわざ強調せずに売られていることも多いお茶です。
知らないうちに飲んでいるけれど、あえて名前が前に出ていないだけ、ということもよくあります。
一番茶を収穫したあと、45〜50日ほどたつと、次の茶葉が育って収穫できるようになります。
この2回目に摘まれたお茶を、二番茶と呼びます。
一番茶の摘み取りが早かった地域ほど、二番茶の摘み取りも早くなり、早いところでは5月下旬ごろから。
ピークは6月〜7月上旬にかけて行われます。
二番茶の特徴
冬のあいだに栄養をたっぷり蓄え、暖かくなってすぐに摘み取られる一番茶の新芽とはちがい、
二番茶の茶葉は、5〜6月の強い日差しを浴びながら、ぐんと育ちます🌿
そのぶん、日光を浴びることで増えやすい苦み・渋みのもとになるカテキンが多くなり、
一番茶よりも、少ししっかりとした味わいになりやすいのが特徴です。
三番茶





……三番茶となると……もう、わかりません😫😫



……と思いきや。
そうでもないかも?なんちゃ!
実はハナさんが、いちばんよく飲んでいるのは
三番茶かもしれないんちゃ✨
三番茶は、二番茶のあと、約1か月ほどたった7月〜8月の暑い夏の時期に摘み取られるお茶です。
ただし、三番茶の摘み取りは、
翌年の一番茶の出来に影響が出ることもあるため、
あえて三番茶を摘まない、という茶農家さんもいます。



植物は、春から秋の初めころまでが成長期だもんね。
三番茶の収穫時期である7〜8月は、
その成長期のラストスパートの手前🍃
この時期に葉を摘み取ってしまうと、
葉の量が減って、冬に向けて行う光合成の量も減っちゃうんだね🌿



翌年の一番茶に使われる新芽に、
十分な栄養が行き届かなくなることがあるんちゃね🌿
だから、一番茶の品質を大切にする高級煎茶や玉露を作っている茶園では、あえて三番茶を摘まないことも多いんちゃ✨
三番茶の特徴
真夏の強い日差しをたっぷり浴びて育つ三番茶は、苦みや渋みがしっかり出やすいのが特徴です。
そのため、そのまま高級茶として楽しむよりも、加工やブレンドに向いたお茶として使われることが多くなります。
玄米茶やほうじ茶、番茶、ペットボトルのお茶など、実はとても身近なところで活躍しているお茶なのです🍵
高級茶のような繊細さはありませんが、暑い夏に力強く育ち、
毎日の生活にそっと寄り添ってくれている存在。
気づかないうちに、いちばんお世話になっているお茶かもしれませんね✨



知らないうちに飲んでたのね…!!
秋冬番茶





数字じゃなくなっちゃったね…
あきふゆ番茶??



「しゅうとう番茶」って読むちゃ!!!
秋冬になると、茶の木はだんだんお休みモードに入ります。
春や夏のように「何番目のお茶」とはっきり区切れなくなるため、秋〜冬に摘まれたお茶をまとめて「秋冬番茶」と呼びます。
秋冬番茶は、
三番茶の芽を摘まずにそのまま伸ばした葉を、秋から冬の初めごろに収穫したお茶です。
「秋冬番茶は四番茶なの?」と疑問に思う人も多いですが、必ずしもそうとは限りません。
茶園によって、
- 三番茶まで摘んでから、秋冬番茶を摘む茶園
- 三番茶を飛ばして、秋冬番茶を摘む茶園
など、作り方や考え方はさまざまです。
そのため、秋冬番茶は「四番茶」と呼ばれることもあるけれど、呼ばれないこともあるという理解でOKです😊



もうすぐ冬が来る、植物にとってはちょっとデリケートな時期。
「この時期に摘んで大丈夫?」って心配しちゃうけど、ちゃんと考えられてるんちゃ!🍃



これって観葉植物と一緒だね!
観葉植物の手入れって、春と秋が基本💡
春はこれから成長するから。
秋は、完全にお休みモードに入る前に、余分な葉や枝を整えて、冬に備えるため。
秋冬番茶もそれと同じなんだ!
成長が落ち着いたあとに、これ以上大きく働かない葉を軽く摘んで整えている。
その摘んだ分を茶葉に加工しているのね😊✨
秋冬番茶の特徴
秋冬番茶は、成長を終えたあとの茶葉が使われるため、
- 葉が大きく、硬め
- うま味は控えめ
- 渋みが出にくい
- さっぱり・軽い飲み口
といった特徴があります。
カフェインも少なめなので、毎日飲みやすいお茶として親しまれています🍵
収穫時期ごとのちがい◇まとめ
同じ植物なのに、収穫時期の違いによって、味わいだけでなくカフェインの量まで変わるなんて、
お茶って本当に面白いですよね。
今回紹介した一番茶~秋冬番茶の違いを、簡単に表にまとめてみました⇩





収穫時期ごとの特徴を知っておくと、
自分好みのお茶を選びやすくなるね✨



次は「部位」によって分けられるお茶も見ていくんちゃ!
部位によるちがい


緑茶とは、摘み取った茶葉をすぐに高温で熱して、発酵(酸化)を止めた茶葉を使ったお茶でしたよね✨
発酵を止めた茶葉はこのあと、揉まれたり、形を整えられたり、選別されたりしながらお茶として仕上げられていきます。
その工程の中で、煎茶や玉露として使われる部分と、部位ごとに分けて使われる部分が出てくるんです。



煎茶・玉露にならなかった部分は?
処分される?
——そんなことないんちゃ💡
そうした部分は、「出物(でもの)」と呼ばれ、大切に飲まれてきました😊
収穫した茶葉を、最後まで余すことなく味わう。
そんな昔の人の「もったいない精神」から生まれたのかな?と、つい想像してしまいます🌿
では、部位ごとに楽しまれてきた緑茶を見ていきましょう。
茎茶(くきちゃ)



茎茶って名前だから…
茎を使ったお茶??



そうなんちゃ😊
お茶は葉っぱの部分だけじゃなくて
茎も美味しく味わえるんちゃね✨
茎茶は、煎茶や玉露をつくる工程で、茶葉を選別するときに出てくる「茎や葉脈の部分」だけを集めてつくられたお茶です。
煎茶や玉露は、基本的に葉の部分だけを使います。
そのため、取り除かれた茎は、葉とはまた違った風味をもつお茶として茎茶として楽しまれるようになりました。
地域によっては、茎茶のことを「棒茶(ぼうちゃ)」と呼ぶこともあります。
また、玉露のような高級茶の選別工程で出た茎は、「かりがね」と呼ばれ、香りのよさから珍重されています✨
茎茶の特徴
茎茶は、苦みや渋みが少なく、ほんのりとした甘みと、あっさり・さっぱりとした味わいが特徴です。
お茶のカフェインは、葉の部分、とくに柔らかく若い葉に多く含まれています。
そのため、茎の部分を使った茎茶は、カフェインが比較的少なめ。
カフェインが苦手な方や、子どもでも飲みやすい、やさしいお茶です。
また、茎を焙じたものは、「茎ほうじ」や「棒ほうじ」としても親しまれています。



「茶柱が立つと縁起がいい」ってよくいうけど、
その茶柱って「茎」のことなんだって~🍵
芽茶(めちゃ)



芽茶って、初めて聞いた~💡
芽って、あの「芽🌱」だよね?
そうだとすると、すごく少ない量しかとれない気がするんだけど……



その通りなんちゃ✨
芽茶は、製造工程で選別されるときに出る
「出物」の中でも、いちばん希少な部分なんちゃ✨
芽茶は、葉の丸まった芽の部分や、葉の先端にあたる部分を使ったお茶。
製造工程で分けられたお茶なので、玉露や煎茶に比べると手に取りやすい価格ですが、味わいが劣るということはありません。
旨みや香りがしっかりしていて、少しお手頃なのに、質の高い味を楽しめる「知る人ぞ知る」お茶です。



あれ?でもさ、玉露って新芽を使うお茶だったよね…?
玉露になる芽と芽茶になる芽、何が違うの?



「芽茶」の芽は、選別工程で外れた芽。
だから、小さかったり、欠けてたりする芽なんちゃ。
玉露になる新芽は形がしっかりしてるものなんちゃ🌼
芽茶の特徴
芽茶は、若い芽や葉の先端部分を使っているため、旨み・苦み・渋みがはっきりした、力強い味わいが特徴です。
お茶の成分は、芽や若い葉に多く含まれています。
そのため、少量でもしっかりとした風味が感じられ、「お茶を飲んだなぁ」と満足感のある一杯になります🍵
一方で、カフェインはやや多め。
すっきり目覚めたいときや、集中したいときに向いているお茶ともいえます。
香りやコクを楽しみたい方、煎茶や玉露の味が好きな方には、
特におすすめされることの多いお茶です🌼
粉茶(こなちゃ)



粉茶?
これも、まったく聞いたことがないな……。



でもさ、ハナさん。
お寿司屋さんで 「あがり」 って聞いたこと、あるんじゃないんちゃ?
粉茶は、茶葉を選別する工程で、ふるいにかけられたときに出る細かく粉状になった部分を集めたお茶です。
粉状のため、成分が溶け出しやすく、色鮮やかで、しっかりとした濃いお茶が出ます。
濃い味わいのお茶は、お寿司を食べたあとの口の中をさっぱりさせてくれるため、
お寿司屋さんでは 「あがり」 として出されることが多いのです。
「粉茶」といっても、お湯に溶けるわけではありません。
目の細かい茶こしや、お茶パックに入れて抽出して飲むお茶です。



ちなみに……
「お寿司屋さんのお茶」と聞いて、
回転ずしで見かける、粉末で淹れるお茶を思い浮かべる人も多いかも💡
でも、あれは 「粉茶」ではなく「インスタント粉末茶」。
名前は似ているけれど、別物なので、ちょっとだけ注意が必要です✨
粉茶の特徴
粉茶は、細かく粉状になっているため、お茶の成分がとても出やすいのが特徴です。
短時間でも、色が濃く、しっかりとした味わいのお茶が淹れられます。
そのぶん、苦みや渋みを感じやすいこともありますが、後味は意外とさっぱり✨
食事のあとに飲むと、口の中をすっきりリセットしてくれるお茶です。
また、茶葉が細かいため、カフェインやカテキンなどの成分も出やすい傾向があります。
目覚めたいときや、気分を切り替えたいときにも向いています💡
部位によるちがい◇まとめ
茎茶・芽茶・粉茶は、煎茶や玉露を選別する工程で出る「出物(でもの)」と呼ばれる、また違った味わいが楽しめるお茶でした✨
それぞれの違いをまとめたのはこちら⇩





ここまで知ったら、いつもと違う視点でお茶を選べそうだね😊
お疲れさまでした✨今回の記事のおさらいタイム
- 収穫時期によるちがい
-
日本のお茶の収穫は、年に最大で4回。
春から秋にかけて収穫され、時期によって味わいや特徴が変わります。

- 部位によるちがい
-
茶葉を煎茶・玉露として仕上げる製造工程の中で、
煎茶・玉露になる部分と、「出物(でもの)」と呼ばれる部位ごとに分けて使われる部分があります。部位ごとに、特徴や味わいにも違いがあります。





今まで、お茶屋さんって
何も知らない状態だと行きづらくて、つい避けていたんだけど。
これからは、自信をもってお茶屋さんに入れそう✨



次の記事でも、まだまだ緑茶の話が続くんちゃ💡
次は、みんな大好きな抹茶と、
「これも緑茶の仲間なの?」って、ちょっと驚いちゃう玄米茶の話なんちゃ😊
ぜひチェックしてちゃ✨
続きの記事はこちらから⇩










