好みのお茶に出会えるイベント「喫茶来」で買ったお茶を紹介

埼玉県所沢市で、2025年11月1日(土)～3日(月・祝)の3日間に開催されたお茶イベント “喫茶来（きっさこ）”。

私は最終日の3日(月・祝)に参加し、テイスティングラリーを存分に楽しみました。

今回の記事では、私が買ったお茶を 「見て見て～♡」 という気持ちで、お茶好きの皆さんに共有したい！
ゆるっとした記事ですので、ゆったりした気持ちで読んでいただけるとうれしいです🍵✨

⇩喫茶来イベント当日レポはこちらの記事をチェック⇩

“釜炒り茶柴本”さんの『ベトナム白茶』と『蜜香茶』

一番最初に紹介したい！
だって、ここのお茶がいちばん感動したから✨

ヤギさんのマークが気になる “釜炒り茶柴本”さん。

静岡県の牧之原台地にて釜炒り茶の栽培、製茶販売をしているお茶屋さんです🍵

調べてみたところ、山羊2頭に茶畑まわりの雑草を食べてもらい、
その堆肥を使って茶栽培をする「ヤギ農法」という独自のスタイルで無肥料栽培をされているそうです。
だからヤギさんマークなんですね🐐🐐

私が試飲していたときは「台湾に修行に行った」というお話をされていたのですが、
さらに調べると、釜炒り茶を学ぶために九州で住み込みで働いたり…本当に行動力がすごい方！
とても勉強熱心で、丁寧に、愛情を込めてお茶をつくられているんだなと尊敬しました✨

そんな方がつくられているお茶だからでしょうか…。
どれも本当においしかったんです（語彙力が乏しくてすみません…！）。

本当はいくつも買いたかったのですが、試飲した“蜜香茶”がどうしても忘れられず、
私にとってはとても贅沢な金額のお茶だったので…。

初めて飲んで感動した「白茶」と、もう“お宝茶”にしたいくらい気に入った「蜜香茶」を
家に連れて帰ってじっくり味わいたい…！と選び、この2つを購入しました😊

実は “釜炒り茶柴本” さんは、私が行った 3日だけの出店 だったそうで…
まさに運命の出会い✨
「この日に行けてよかった～♡」と心から思いました✨

購入したお茶を飲み切ったら、今回予算オーバーで泣く泣く諦めたお茶を、オンラインでぜひ購入したいです😊

“狭山茶専門店　備前屋”さんの『白瑠(はる)』と『琥白(こはく)』

住んでいる埼玉に、こんなにおいしいお茶があったなんて…知れて良かった！

備前屋さんは明治初年創業の歴史ある狭山茶のお店。
販売だけでなく茶園も経営し、手摘み茶の栽培・生産を続けています。

“萎凋香煎茶専門店”と掲げていて、
収穫後の新芽を一定時間休ませて（萎凋させて）ストレスを与えることで、
揮発×自己防衛のために特有の香りが引き出されます。

この香りを「萎凋香（いちょうか）」と呼び、この工程を取り入れたお茶が“萎凋香煎茶”です。
備前屋さんでは萎凋工程を取り入れることで、苦渋味のない、甘くさわやかな「微発酵茶」を作っています。

10年ほど前、台湾烏龍茶の『東方美人』と出会ったことで、より鮮やかな萎凋香の魅力に惹かれ、製茶機械を導入。
狭山品種による微醗酵茶づくりを始めたり、白茶や釜炒り製緑茶など、萎凋工程や製法の違うお茶にも挑戦されています。

備前屋さんのお茶に出会ったのは、お茶イベントを楽しんでいた私とは別に行動していた子どもたちが「帰る前に会場を見たい」と言ったのがきっかけ。
さらっと最後に覗きに行ったときに出会えたお茶屋さんで、つまり子どもたちのおかげで出会えたお茶なんです😊

せっかく来たのだから…と、私が試飲でもらった分を子どもたちと分け合って飲んでいたところ
（テイスティングラリーは中学生以上同一料金だったので、たぶん小学生以下が親の分を味見するのはOKなはず…ダメだったらごめんなさい🙇）
そんな私たちを見て、備前屋さんが
「みんなで飲むなら、少し多めにいれましょうか？」
と優しく声をかけてくれたんです。

そして飲んだ『白瑠』という白茶と、『琥白』という微発酵茶が子どもたちに大ヒット！
「どうしてもおうちで飲みたい！」と言われて、購入決定✨

子どもには本当に贅沢なお茶なのですが…
私の楽しみだったイベントに付き合ってくれたし、
“美味しいものを知るのも経験だ！” ということで、その気持ちに応えて購入しました😊

家に帰ってから、「『白瑠』って白茶だったんだ！」と気づいたり、
「『琥白』は釜炒り茶なんだ！」と知ったりして、
ああ私、白茶や釜炒り茶が好きなんだな～ と、自分の好みを知るきっかけにもなりました。

味はとてもやさしくて、まろやか。子どもも「おいしい！」というくらい飲みやすいお茶です。
お正月に子どもたちと一緒に飲むのが、今から楽しみでワクワクしています✨

“ｍontron tea room”さんの『台湾烏龍茶』と『広東烏龍茶』

今回のイベントでの絶対ミッションは台湾烏龍茶。ここは外せない！という気持ちで向かいました。

“ｍontron tea room”さんは、埼玉県の杉戸高野台駅から徒歩３分のところにあるお店で、日本茶・紅茶・中国茶・茶器の販売と喫茶をされています。

小分けパックが用意されていて、いろいろ飲み比べたい私にはぴったりのお店でした✨

• 台湾烏龍茶　阿里山金萱茶(ありさんきんせんちゃ)
• 台湾烏龍茶　凍頂烏龍茶　迎香　清香
• 台湾烏龍茶　四季春　清香　松柏嶺
• 広東省烏龍茶　単欉蜜蘭香ＴＢ

実は私は「四季春＝ちょっと青臭くて苦手」という印象を持っていました。
でも試飲でいただいた四季春は青さゼロで、とても飲みやすくてびっくり！
「あれ？私の知ってる四季春はどこへ？」とちょっと混乱するほどでした。笑

これは茶葉のランクの違い？産地？焙煎度？それとも淹れ方？
飲む前にもう一度きちんと勉強して、自分でも美味しく四季春を淹れられるか挑戦してみるつもりです💪

“ｍontron tea room”さんは茶器の品ぞろえも素敵で、ブースを眺めているだけで癒されました♫

番外編◇おまけの話

買えばよかったと後悔しているお店“中窪製茶園”さんの『青ほうじ』

「青ほうじ」って知っていますか？私は今回のイベントで初めて知りました。

青ほうじってなんだ～？聞いたことないぞ～！と興味をそそられ、試飲してみることに。
すると、お茶の色はまるで緑茶。でも香りはほうじ茶。
そして、ほうじ茶よりも少し軽くてスッと飲める…（伝わるかな？）
そんな不思議で、とても飲みやすいほうじ茶だったのです🌿

青ほうじは、通常のほうじ茶よりも“サッと焙煎”する浅煎りタイプ。
この浅い焙煎によって茶葉の緑色（青さ）が残るため「青ほうじ」と呼ばれています。

見た目は緑茶なのに、しっかり焙煎の香ばしさを感じられて、とにかく美味しい！

「これは買って帰らねば…！」と思っていたのですが——。

中窪製茶園さんは屋外ブースだったこともあり、３日目は途中から急に風が強くなり、寒さが限界に。
耐えられなくて屋内に避難した結果、すっかり買いに戻るのを忘れてしまったのです…（ガーン）。

試飲したときに即買いすればよかった～と、今でも後悔しているお茶屋さんです🍃

青ほうじ…飲みたいなぁ。夜にゆったり飲みたかった…。オンラインで買おうと思っています💻

他にもたくさんのお店！もっと飲みたかった＆買いたかった

試飲できなかったお店もまだまだあって、「あ〜、もっと飲んでみたかったなぁ…」とイベントの余韻にひたっています。

「こんなお店もあったよ！」ということで、喫茶来2025の参加店舗リストを載せておきます✨

喫茶来◇試飲・購入してみて思ったこと

今回買ったお茶はどれも、
お茶屋さんと少しでもお話して、「このお店、好きだな〜」とお茶＋人柄に惹かれて選んだものばかりです。

参加前から気になっていたお店もあったのですが、
お客さんが多すぎてタイミングが合わず、試飲しただけで終わってしまったり…。
逆に、最初は候補に入っていなかったお店で購入していたりと、自分でも意外な発見がありました。

なんと言えばいいのか…
お茶の味だけじゃなくて、「お店の方と合うかどうか」も含めて購入したくなる、
不思議で温かいイベントなんですよね💡

もちろん、買っていないお店が冷たかったとか嫌な人だったとかではなく、
どのお店の方も気前よく試飲させてくれて、とても親切でした😊
ただ、なんとなく自分の気持ちのタイミングがピタッと合うお店があるんです！（伝わるかな～？）

だからこそ、ちょっとお高めのお茶でも「ここで買いたい！買って応援したい！」という気持ちになって、
普段なら手にしない価格帯のお茶も思い切って買ってしまいました✨

「なんか美味しいお茶が飲みたいな〜」という方は、気軽に行ってみてください。
こだわりをもってお茶販売をしている素敵なお店に出会えるイベントなので、2026年もぜひ開催してほしいです✨

今回の記事のおさらいタイム

私が喫茶来で購入したお茶はこれだ！

• “釜炒り茶柴本”さん
  『ベトナム白茶』
  『蜜香茶』
• “狭山茶専門店　備前屋”さん
  『白瑠(はる)』
  『琥白(こはく)』
• “ｍontron tea room”さん
  『台湾烏龍茶　阿里山金萱茶(ありさんきんせんちゃ)』
  『台湾烏龍茶　凍頂烏龍茶　迎香　清香』
  『台湾烏龍茶　四季春　清香　松柏嶺』
  『広東省烏龍茶　単欉蜜蘭香ＴＢ』

今回は買えなかったけど…今度買いたいお茶はこれ！

• “釜炒り茶柴本”さん
  『柴龍　香り美』
• “中窪製茶園”さん
  『青ほうじ』