台湾茶・中国茶用の茶器、初めて買ってみました✨
台湾茶や中国茶の茶器って、少し独特ですよね🍵
初心者🔰だと「これ、どうやって使うの?」と戸惑うこともあると思います。
ずっとほしいと思っていた茶器を、今回思い切って購入した私もその一人😊
ワクワクしながら開けてみたものの、名前も使い方も知らないアイテムがいくつかありました😫
はやく使いたい…!だけど使い方がわからなければ始められません!
そこでこのページでは、私が実際にそろえた茶器を見ながら、
「これは何をする道具?」「どう使うの?」を少しずつ整理していきます!
台湾茶・中国茶に興味がある初心者さんの参考になればうれしいです✨
私が茶器を買ったワケ
きっかけは、「淹れ方で味が変わるかもしれない」と気づいたこと
これまで私は、家にあるティーポットや茶こし付きマグで台湾茶や中国茶を楽しんでいました。
もちろん、その方法でも気軽に美味しく飲めるので、これからも続けるつもりです。
ただ、ひとつだけ気になっていたことがありました。
それは、焙煎低め・発酵低めの、やさしい味わいのお茶を飲むときのこと。
ティーポットで淹れてみても「とっても美味しい!」と感動するほどではなく、
「私はこういうお茶はあまり好きじゃないのかな…?」と思っていたんです。
(例えば四季春のようなタイプ)
ところがある日、専門の方が淹れた四季春を飲む機会がありました。
飲んでみると、とても美味しくてびっくり💡
あの軽やかな甘さに、思わず感動してしまいました。
私はふだん、東方美人のような
焙煎…中~高め/発酵…中~高めのお茶を好んで飲んでいます。
こうした“しっかりめ”のお茶は、多少ざっくり淹れても美味しく感じていたのですが、
四季春のような“繊細なお茶”は、淹れ方で味が変わりやすいのかもしれない——
そう思うようになりました。
もしかして、今まで私の“淹れ方”が合っていなかったのかも?
そう考えて、ちゃんとした茶器を使うと味に変化が出るのか試したくなり、
今回、茶器をそろえてみたのです✨
ハナ茶器で淹れると“お茶そのものの味”がわかるから、
そしたら普段の『ちょっとズボラな淹れ方』でも、
美味しいラインに近づけそうな気がするんだ…✨
実際のところ…淹れ方で味は変化する?



結論から言うと、答えはYES!淹れ方で味は劇的に変わるの✨
茶器・温度・抽出時間、それぞれがお茶の味を大きく左右する要素なんだって!
お湯の温度
お茶の種類によって、適したお湯の温度があります💡
- 焙煎や発酵が低めの繊細なお茶は、熱すぎるお湯で淹れると苦味や渋みが出やすい。
- 逆に温度が低すぎると、お茶本来の香りや甘みが十分に抽出されない原因に。
抽出時間
お湯に茶葉を浸す時間は味に影響します🍵
- 長く浸しすぎると成分が出過ぎて渋くなる原因に。
- 短すぎると物足りない、薄い味になる。
茶器の形や大きさ
茶器選びも、味や香りを左右する大切な要素✨
- 小さめの茶器や薄手の茶器だと、香りが立ちやすく、味わいもまろやかに感じられる。
- ティーポットやマグカップだと、同じ茶葉でも味がぼんやりした印象になりやすい傾向がある。
濃いめのお茶は多少ざっくり淹れても味がしっかりしていますが、
繊細なお茶ほど「淹れ方の影響」を受けやすいのです。



…ということは、今まであまり好みじゃないなって思った「四季春」や「文山包種」は『淹れ方が悪かった』可能性も十分あるかもなのちゃ…!



そうだね~…
じゃあ今度こそ美味しく淹れられるように、買った茶器をいっしょにお勉強していこうね☺️
私が今回買った茶器たちの紹介
⇩今回私が購入した茶器はこちらです⇩





楽天市場で購入したんちゃ✨
今回選んだ茶器は、見ているだけでうっとりするような美しい「玲瓏磁器(れいろうじき)」というもの。
日本ではその見た目から「蛍手(ほたるで)」とも呼ばれています✨
蛍手(玲瓏磁器)ってどんなもの?
一言でいうと、光を透かす、繊細でロマンチックな磁器です💎
技法の特徴
この器の最大の魅力は、特別な作り方にあります。
- 透かし彫り(穴あけ): まず、素焼き前の磁器に、模様に合わせて小さな穴を一つひとつ手作業で開ける。
- 釉薬の充填: 開けた穴の部分に、透明度の高い特殊な釉薬(うわぐすり)を埋め込む。
- 焼成: 全体に釉薬をかけて高温で焼き上げると、穴の部分が透明なガラス質に変化する。
この工程により、光にかざすと小さな穴の模様がキラキラと浮かび上がり、まるでホタルの光のように見えることから「蛍手」と呼ばれているのです。
歴史と産地
隋・唐の時代からあった伝統的な技法で、特に景徳鎮(けいとくちん)を代表する磁器として有名です。



日本で言えば 隋は飛鳥時代の終わりごろ、唐は奈良〜平安時代の初めごろだよ💡



景徳鎮は中国に古くからある陶磁器の街なのちゃ🍃
私が購入したのは景徳鎮のものではなく福建省で作られたものですが、技術の歴史は古く、ロマンがありますよね!
豆知識🍵私の茶器の模様と意味
私の茶器に描かれているのは、たくさんのひまわりの模様🌻
ひまわり(太陽花)は中国では縁起の良い花とされ、特に以下の意味合いがあります。
- 長寿・健康
太陽の方向に向かって咲くことから、生命力や長寿の象徴。 - 繁栄・幸福
明るく元気な見た目から、幸福や繁栄を呼ぶ花として縁起物。 - 前向き・希望
太陽を追う姿が希望や前向きな心の象徴。
中国の装飾やお祝いの品、布や陶磁器の模様にもよく使われ、吉祥模様のひとつとして扱われます🌻



吉祥模様(きっしょうもよう)は、
「縁起が良い意味を持つ文様や柄」のことなんだって🌿
可愛さで選んだんだけど、意味も込められたデザインだったんだね😊
茶器の種類と使い方を確認していこう!



さて…せっかく手に入れた茶器だけどよくわかっていないままじゃ使えない!
ということで、ここから1種類ずつ確認しながら使い方を学んでいくよ😊



今回そろえたのは
「蓋碗・茶こし・茶海・茶杯」 の4種類ちゃ✨
こだわっていくと、ほかにも色んなアイテムがあるみたいだけど、
まずはこの4つで十分スタートできるんちゃ。
蓋碗(がいわん)


蓋碗ってなに?
お茶を淹れるための、
「ふた」「おわん」「お皿」 の3つがセットになった道具。
中国や台湾でよく使われる、急須のかわりになる茶器です✨
- 上:ふた
- 真ん中:おわん
- 下:お皿(受け皿)
この3つで ひとつの蓋碗 になります💡
がいわんは何に使うの?
急須と同じで、お茶を淹れるため に使います。
茶葉を入れて → お湯を注いで → お茶を作る、という役目の道具。
ふたで香りを閉じ込められるので、
淹れたときに ふわっと広がる香りを楽しめる のが魅力✨
茶こし


茶こしは何に使う?
お茶をこしながら受けるための道具。
蓋碗や急須から注ぐとき、茶葉がカップに入らないようにする“フィルター”です。
蓋碗はふたで茶葉を押さえて注ぐけれど、初心者だと茶葉が出ちゃうことも…!
そんなとき、茶こしを上に置くだけで一気にラク になります🍃
☕ どうやって使うの?
使い方はとてもシンプルですね😊
- 蓋碗が苦手でも安心(茶葉がこぼれない)
- 細かい茶葉もしっかりキャッチ
- 見た目がきれいで、茶席の雰囲気が出る
- 洗いやすい



ちょっとわからないことがあって…
この茶こし、2つで1セットなんだけど…
重ねて使うの? 下のは置き場?
調べてもハッキリしなかったから、
とりあえず使ってみて“正解”を探してみようかな✨
茶海(ちゃかい)


茶海(ちゃかい)とは?
茶海は、お茶をいったんまとめるための器です。
英語では「Fair Cup(公平杯)」とも呼ばれます。
蓋碗や急須でお茶を淹れると、
最初と最後で濃さが変わりやすいため、
一度すべて茶海に注いで 味を均一にする ときに使います。
- 濃さのバラつきがなくなる
- まろやかな味になりやすい
- 茶杯へ注ぎやすい
- 複数人でも公平に同じ味を楽しめる
- 茶葉が茶杯に入らずキレイ
茶杯(ちゃはい)


茶杯ってどんなもの?
小さなカップで、お茶を少量ずつ味わうための器です。
中国茶・台湾茶では、
「香りを楽しむ → 味を感じる → 何煎も飲む」
という飲み方をするので、容量 30〜60mlくらい の小さめサイズが一般的。
形の特徴
- 小さい(30〜60mlくらい)
- 片手で軽く持てる
- 薄くて口当たりが良い
- 白い磁器が多い(色を見るため)



どうやって使うものなのかはこれでわかったね💕
次はこの茶器を使って、
実際にどうやってお茶を淹れるのか 見ていくね😊
『蓋碗・茶こし・茶海・茶杯』を使ってお茶をいれる流れを学ぼう



お茶をいれる流れを学んでいくんちゃ🍵
ちゃんと覚えて美味しいお茶を飲むんちゃ~!!!
- がいわんに茶葉を入れる
(がいわんの底が軽く隠れる程度・烏龍茶ならティースプーン1杯(約3〜5g)、軽い茶葉なら1〜2gで十分) - 蓋碗の7分目くらいまでお湯を注ぐ
- ふたをして数十秒待つ(お茶の種類によって時間は違うので茶葉のパッケージを確認!)
- 蓋碗のふたを少しずらし、茶葉が出ないようにして注ぐ
- 最後に、茶海から茶杯へゆっくり注ぐ。
- 茶杯に注ぐ量は 一口・二口で飲み切れるくらい
(香りや味を繊細に楽しむため)





意外と簡単そうだね😊
この中でコツが必要そうなのは蓋碗から茶海にそそぐときかな?



そうなんちゃ!
蓋碗の使い方はコツがあるみたいだから、チェックしておくっちゃ💡
- ふたのつまみを 人差し指で押さえる
- 親指と中指で おわんのふち を持つ
- 熱く感じたら、持つ位置を少し上へずらす
*プチ補足*
- 茶葉の量は少なめから
→ 初めてだと多く入れすぎて濃くなりやすいので、少なめが安心 - お湯の温度と蒸らす時間は茶葉で調整
→ パッケージに書いてある目安を参考にすると失敗しにくい - 蓋碗のふたは軽くずらして注ぐ
→ 茶葉が茶海に出ちゃうのを防げる - 茶杯は少量ずつ注ぐ
→ 一口・二口で香りと味を楽しむのがポイント - 最初はドキドキするけど慣れると楽しい!
→ 急須より簡単に感じる人も多いみたい



なるほどね!
これで茶器の使い方はなんとなくわかるようになったよ✨
あとは実行あるのみ!!



今度お茶を飲むときに使ってみるんちゃ~💕
美味しく淹れられるかドキドキ、楽しみなんちゃ~!
お疲れさまでした✨今回の記事のおさらいタイム✨
- 茶器や淹れ方でお茶の味は変化する?
-
淹れ方で味は劇的に変わります✨
茶器・温度・抽出時間、それぞれがお茶の味を大きく左右する要素。- お湯の温度
熱すぎる → 苦味・渋みが出やすい
低すぎる → 香りや甘みが出にくい - 抽出時間
長い → 成分が出すぎて渋くなる
短い → 薄い、物足りない味になる - 茶器の形や大きさ
小さめ・薄手の茶器 → 香りが立ちやすく、まろやか
大きなポットやマグ → 同じ茶葉でも味がぼんやりしやすい
焙煎や発酵が強いお茶は多少ざっくりでもおいしく淹れられて、
逆に繊細なお茶ほど淹れ方の差が味に出やすくなります。
一度ていねいに淹れて、本来の味を知ってみるのがおすすめ✨ - お湯の温度
- 台湾茶・中国茶を楽しむための茶器を紹介
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茶器は色々種類がありますが、とりあえず「蓋碗(または急須)・茶こし・茶海・茶杯」 の4種類があれば、十分スタートできます。
- 蓋碗(がいわん)…お茶を淹れるための道具で、ふた・おわん・お皿の3つがセット になっている。
中国や台湾では急須のかわりとしてよく使われる。 - 茶こし…蓋碗や急須からお茶を注ぐときに使う、茶葉がカップに入らないようにするフィルター。
- 茶海(ちゃかい)…一度お茶を受けて、味を均一にするための器。複数人で飲むときにも便利。
- 茶杯(ちゃはい)…小さなカップで、お茶を少量ずつ味わうための器
- 蓋碗(がいわん)…お茶を淹れるための道具で、ふた・おわん・お皿の3つがセット になっている。
- 茶器を使ったお茶の淹れ方
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手順は意外とシンプル!
- 蓋碗でお茶をいれる
- 茶こしをセットした茶海に注ぐ
- 茶海から茶杯に注ぐ
蓋碗はむずかしそうに見えるけど、
慣れてくると「急須より楽!」という人も多いらしい…!



これからは、飲むお茶やその日の気分に合わせて
❝台湾茶・中国茶の茶器❞もゆるっと使っていくつもり☺️
最初は上手に扱えないかもしれないけど…
茶器初心者の私を、あたたかい気持ちで見守ってくれたらうれしいな✨



はやく飲みたいんちゃ~~~🍵



