中国のお土産で、珍しいお茶をもらいました!

中国のお土産で珍しいお茶をいただきました!
ハナその名も「正岩肉桂」
初めて聞く名前のお茶に、もらった瞬間からワクワクです♪



なんでお茶なのに、“肉”って字が入ってるのちゃ?
肉っぽい味がするのちゃ?
焼肉味?
名前だけ見ると、“肉”や“岩”という字があって、
本当にお茶なの?と不思議に思ってしまうこのお茶。
漢字のインパクトに負けて、どんな味や香りか、まったく想像がつきません!
今回の記事では、
この「正岩肉桂」がどんなお茶なのか、
そしてパッケージに書かれていた言葉にはどんな意味があるのかを、
調べたこととあわせてご紹介します!
正岩肉桂の魅力を、同じくお茶好きの皆さんにお届けできたら嬉しいです♪



この記事は「正岩肉桂」ってなんだろな?っていう学び編!
実際に飲んでみた味や香り、感想が気になる方は、
ぜひ別の記事(実飲編)もチェックしてみてね♪


“正岩肉桂”について知ろう!
まずは…なんて読むのか学ぼう!



私漢字苦手だから…
新しいお茶に出会うといつも「これなんて読むんだ?」って悩んじゃうんだよね…笑
正岩肉桂は“せいがんにっけい”と読みます✨
中国語だと Zhèng Yán Ròu Guì(ジョン・イェン・ロウ・グイ) です。
正岩肉桂ってどんな意味なの?
- 正岩=武夷山(ぶいざん)の中でも特に岩の多い、品質の高い核心エリアのこと。
この地域で育った茶葉は、岩に囲まれた土壌や気候の影響で、香りや味わいが濃厚になります。 - 肉桂=中国語で「シナモン」のこと。
茶葉にスパイスのシナモンが入っているわけではなく、焙煎するとシナモンみたいな甘くてスパイシーな香りがふわっと出ます。武夷岩茶の中でも人気の品種で、育てやすく、生産量も多いです。



なるほど!「正岩」は場所のことで、「肉桂」は品種のことだったのね~✨
まとめると「正岩肉桂」とは、
武夷山の“正岩エリア”で育てられた“肉桂”という意味で、香り・味ともに高品質なお茶のこと。
名前の通り、香りが豊かで、深みのある味わいが楽しめる品種だということです✨



正岩エリアでとれた、シナモンみたいな香りのお茶!
お肉味じゃなかったのちゃ!
正岩肉桂の基本情報
- 正岩肉桂は、中国福建省の武夷山で作られる伝統的な烏龍茶
- 武夷岩茶の一品種(なかでも特に人気が高い✨)
- 焙煎度…中〜強焙煎(中火〜強火)が一般的。
- 発酵度…中発酵〜やや高発酵(約40〜60%)程度。



発酵も焙煎も中~高めのお茶だから、味わいは濃厚で深みがありそうだね💡
…さっきから「武夷山」とか「武夷岩茶」って知らない言葉がでてくるけど…
なんのことだかわかるチャバシ?



わからんちゃ。
次で勉強していくんちゃ!
武夷岩茶ってなに?
武夷岩茶(ぶいがんちゃ)は、中国福建省の武夷山(ぶいさん/ウーイーシャン)で作られる高級烏龍茶の総称💡
正岩肉桂は、その武夷岩茶の中でも特に人気のある一品種です。



中国語だと“ウー・イー・イェン・チャー”
と発音するんだって~✨
武夷山は、岩だらけの険しい山地。
そんな武夷山の岩のすき間から湧き出るミネラル豊富な水や、
独特の気候と地形によって生み出される茶葉の香りと味わいが特徴です。
その品質は、世界的にも高く評価されています🌿
武夷岩茶は、何度もじっくり焙煎(ばいせん)されることで「焙煎香(ロースト香)」がしっかり感じられるお茶☕
焙煎が進むほど、香ばしいナッツやチョコレートのような深みのある香りになります。



高級な伝統製法のお茶は、炭火焙煎なんちゃ!
だけど、最近では量産品や一般向けには、 電気やガスでの機械焙煎されることもあるんだっちゃ。



お茶のランクや目的によって焙煎方法が使い分けられているんだね。
「炭焙(たんばい)」や「炭焙火香(たんばいひこう)」って書いてあれば、炭火でじっくり焙煎された証だって!
こだわって買うときは要チェックだね😊
武夷岩茶は烏龍茶の中でも発酵度が高め(約40~60%)。
緑茶のような青さはなく、まろやかで熟成感のある味わいが魅力です。
香りに奥行きがあり、コク・甘み・渋みのバランスがとれたお茶とされています。
中でも「肉桂」は、甘くスパイシーな香りが焙煎によってより引き立つのが特徴です。



次は「武夷山」ってどんなところか調べてみるんちゃ🌿
武夷山ってどんなところ?


武夷山は、中国福建省(ふっけんしょう)にある美しい山岳地帯。
中国茶ファンには「岩茶(がんちゃ)」の産地として有名な聖地であり、
お茶好きだけじゃなく、自然・歴史・アクティビティが楽しめる✨超人気の観光地✨です。



武夷山をネット検索してみたら、すっごく綺麗な景色だったよ~。
まるで西遊記の世界!😊



おいらは「ドラゴンボール」だって思ったんちゃ!
ところで…「岩茶」ってなにちゃ?
岩茶って??



お茶好きさんがよく言ってる「岩茶(がんちゃ)」っていう言葉は、「武夷岩茶(ぶいがんちゃ)」を短く言った呼び方なんちゃ🍃
武夷山は岩が多く、霧が深く、水がきれいという、お茶を育てるのにぴったりな自然環境。
そんな環境の、岩のすき間に生える茶葉から作られるお茶を「岩茶=(武夷岩茶)」といいます。
「岩茶」は中国語で「岩(がん)の中の茶=岩の間に育つお茶」という意味。
でも、ただ岩場で育てば岩茶になるわけではありません。
- 福建省の武夷山という特定の地域
- 独特の岩山の地形・気候・水・霧の中で育つ
- 「半発酵+焙煎」で仕上げる烏龍茶
この“地名+伝統的製法”の条件を満たしたものだけが、本物の岩茶なんです。
他の地域で作られた烏龍茶は、岩茶とは言いません。



武夷岩茶って、正岩肉桂のほかにもいろいろあるんだって。
有名なのは
「大紅袍(だいこうほう)」
「水金亀(すいきんき)」
「白鶏冠(はっけいかん)」
「鉄羅漢(てつらかん)」
っていう4つの伝統的なお茶たち。
この4つは「四大岩茶」って呼ばれていて、どれも個性がすごいらしい!
全種類飲んでみたいな~♪
パッケージには何が書いてある?解読していこう!



正岩肉桂、早く飲みたいところだけどちゃ……
ちゃんと何が書いてあるか分からないと、もったいないちゃ!
まずはパッケージをチェックしていくちゃ✨
パッケージの表をチェック!


パッケージの表には、
「お茶の名前」だけでなく、縁起の良さ・産地の魅力・お茶の風味を表した言葉が書かれています。
- 瑞龍賜福(ずいりゅうしふく)“ルイ・ロン・ツー・フー”
-
縁起の良い龍が幸せや福を授けてくれる、という非常におめでたい表現です。
「瑞(ずい)」は「めでたい兆し」や「吉兆」を意味する漢字で、
「瑞龍」は“吉兆として現れるおめでたい龍”という意味合いをもちます。
この言葉は、古くから幸福の象徴として好まれ、
四字熟語のようなリズム感もあり、格式ある縁起語として用いられてきました。
開業祝い・春節(旧正月)・贈り物などにぴったりの表現で、
特に「龍の年」には大変ふさわしい言葉として重宝されています。パッケージ名や贈答用の品に書かれていたら、
「縁起の良い品ですよ」というニュアンスになります🍵 - 印象武夷(いんしょうぶい)“イン・シャン・ウー・イー”
-
「印象〇〇」という表現は中国でよく使われ、観光地や名産品の魅力を伝えるキャッチフレーズに使われます。
この言葉は、武夷山で作られるお茶のイメージや風土・文化を象徴しています。
中国語の「印象」の意味は、日本語の「印象」とほぼ同じ!
「印象〇〇」は、〇〇のイメージをふくらませて、魅力を想像させるような表現です。 - 岩骨花香・武夷(がんこうかこう・ぶい)“イエン・グー・ホア・シャン・ウー・イー”
-
「岩のように力強いコクと、花のように優雅な香り──それが武夷茶」
武夷岩茶の風味を詩的に表現した名フレーズ。
岩骨(がんこつ): 岩のようにしっかりした味・骨格
花香(かこう): 花のように優雅で華やかな香り



えっ…もしかしてこのお茶、すごくいいお茶??
パッケージの裏をチェック!


裏面には、中国茶の淹れ方ガイドが書かれていました。
- 茶葉の量 一回分で8~10g
- お湯の温度 95℃
- 抽出時間 5~8秒
- 抽出回数 7~9回
湯量の記載はありませんが、中国茶の基本は「少量のお湯で何煎も楽しむ」スタイルです。
今回のお茶は内容量が8gだったので、
おそらく 100〜150mlほどの茶器で繰り返し淹れる前提の1回分(飲み切り用) だと思われます。



たとえば、8gの茶葉を茶器に入れて5~8秒で1煎目を出し、それを7~9回繰り返すと……
合計で 700ml~1350mlくらい 楽しめるイメージだね✨



1回で全部使っちゃうなんて、なんか贅沢でどきどきしちゃうのちゃ。
ちょっと豆知識✨パッケージの色にも意味があるらしい!
このお茶のパッケージには「赤・黒・金」の3色が使われていますが、
実はこの組み合わせ、中国文化ではとっても縁起がいいんです✨
見た目の美しさだけでなく、
文化的なメッセージや価値が込められている場合が多いようです。
- 幸福、繁栄、吉祥、お祝い
- 結婚式や春節(旧正月)など、おめでたい場面に必ず登場
- 「良いことが起きる前触れ」を意味することも



「赤・黒・金」この3色を一緒に使うと
「縁起が良くて、伝統があり、高級で特別」
っていうメッセージになるんちゃ🎀



この色が使われているお茶は
◇特別な贈り物用(ギフト)
◇高品質なこだわりの茶葉
っていう意味合いになるんだって🤔
今回はお土産でもらった 正岩肉桂がまさにそのタイプ🍃
厳選されたエリアで栽培された高品質なお茶だから、
デザインにも「特別感」がしっかり表れていたんだね♪
価格ってどのくらい?(2025年11月調べ)
今回はおみやげでいただいたものなので価格は不明ですが、
ネットで購入できる正岩肉桂の値段をチェックしてみました✨
| オンライン購入 | 販売価格 | 1gあたり |
| ネットショップA | 8g➜700円 | 87.5円/g |
| ネットショップB | 12g➜5,300円 | 441.6円/g |
| ネットショップC | 100g➜3,980円 | 39.8円/g |
| ネットショップD | 8g➜1,500円 | 187.5円/g |
| ネットショップE | 16g➜1,404円 | 87.75円/g |
品質の違いもあるのか、価格にかなりの開きがありますね。
そもそも正岩肉桂をネットで検索しても、販売しているお店は少なく、日本で入手するのはレア茶なんだなということがわかりました。
メルカリでもチェックしてみると…⇩
| メルカリ | 出品価格 | 1gあたり |
| 出品者A | 249g➜8,888円 | 35.6円/g |
| 出品者B | 100g➜2,980円 | 29.8円/g |
| 出品者C | 51g➜2,736円 | 53.6円/g |
| 出品者D | 120g➜4,000円 | 33.3円/g |
出品数は少ないものの、ネットショップより少し安く手に入る可能性もあります✨
飲んでみたいな~と思ったら、気長にネットで探したり、
中国へ行った時のおみやげ候補として覚えておくのもいいですね😊



価格に開きがあるけど、気軽に手に入るお茶じゃなさそうだから、「ご褒美のお茶」に分類しておくんちゃ😊



「正岩肉桂」ってなんだろな?っていう学び編はここまで✨
次の記事では、いよいよ開封して実際に飲んでいきます。
どんな香りや味がするのか、ぜひチェックしてみてくださいね😊
お疲れさまでした✨本日のおさらいタイム
- 正岩肉桂(せいがんにっけい)ってこんなお茶
-
正岩肉桂は、中国福建省・武夷山の中でも「正岩エリア」で栽培される、肉桂(にっけい)という品種の伝統的な烏龍茶です。
- 焙煎度…中〜強焙煎(中火〜強火)
- 発酵度…中発酵〜やや高発酵(約40〜60%)程度
品種名の「肉桂(にっけい)」は、中国語で「シナモン」を意味します。
焙煎の際にシナモンのような甘くスパイシーな香りが生まれることから、この名がつけられました。発酵も焙煎も中〜高めなので、香りが豊かで、深みのある味わいを楽しめるお茶です🍂
- 武夷岩茶(ぶいがんちゃ)って何?
-
武夷岩茶は、中国福建省の武夷山(ぶいさん)で作られる高級烏龍茶の総称です。
(正岩肉桂は、その武夷岩茶の中でも特に人気のある一品種)武夷山の岩のすき間から湧き出るミネラル豊富な水や、
独特の気候と地形によって生み出される茶葉の香りと味わいが特徴。
その品質は、世界的にも高く評価されています。



「正岩肉桂」について調べてみたら、特別で良いお茶をもらえたってことがわかったよ😊
これは期待値があがりそうだ💕
続きは「実飲編」でお会いしましょう😊✨







